６月２１日（日）、御幸小学校にて、「あんずの家ハートフルコンサート」が、行われました。
今年で、１１回目となるのです。一言で、１１回と言いますが、こんなに長く、開催して頂けることは、本当にありがたいことです。それに応えるには、この一年間の音楽活動で、取り組んできた成果を地域の方に見てもらうしかありません。
今年になって、最初に取り組んだ曲は『それいけカープ』でした。なぜ選んだかと、「今年こそは、優勝出来るかも・・・」と思って、練習をすることになりました。しかし、シーズンに入って、カープは苦戦をする試合が続いていました。それなので、練習していても、イマイチ、テンションが上がりません。「こんな順位で、会場のお客様の反応はどうかな・・・」と、思ったら、不安になりました。しかし、交流戦になって、セントラル首位をいっていた横浜が、１０連敗以上して、一気に５割を割ってしまいした。巨人も６連敗などをして、セ・リーグの上位チームが苦戦する中で、カープは、大きな連勝も連敗もなく、交流戦を５割で、終えました。それで、首位からカープまでのゲーム差が、３ゲーム以内になってきました。リーグ戦に戻って、日替りの様に首位が、変わる状況が続いています。だから、『それいけカープ』も、元気強い演奏が出来る様になっていきました。
５月下旬頃の事でした。主催者側から「今年も地元の子供達に踊ってもらおうと思っています。今、子供達の中で、流行っているのは、『妖怪体操第一』みたいので、演奏をしてくれませんか？」と、いう連絡があったそうです。でも、本番まで１ヶ月をきって、もう時間があまり残っていませんので、メドディーラインは、デモに合わせて、演奏をすることになりました。僕は、この曲は、断片的には、よく耳にするけど、曲の最初から最後まで、初めて聴いてみました。正直な気持ち「これ出来るの？」と思いましたが、主催者側からお願いがあったので、何とかして、やるしかありません。それから、２週間ぐらいが経った時点で、何となく、形になってきました。残りの２週間で、何回も繰り返して、練習をして、仕上げていきました。
そして、本番の日を迎えました。もう、１００回以上もコンサートをしていますが、楽器の前に着いて、演奏が始まる前での間、「タイミングがずれたら、どうしよう？」とか思ったら、ドキドキして、なんとも言えない気持ちになります。でも、始まってしまうと、演奏に集中して、余計なことは考えずに、ただ、みんなに合わせる事しか、頭にありませんでした。曲と曲の間には、温かい握手をいただき、とても嬉しいことです。その瞬間、「この一年間、頑張ってきて、良かった！」と、思いました。
最後になりましたが、主催して下さった、御幸学区まちづくり推進委員会の皆様方には、休日だと言うのに、僕たちの為に、早朝から会場のセッティングや準備などをして下さって、本当にありがとうございました。
もう、来年を楽しみにして、待っています。

記事担当：正信