昨年の１１月末頃の話しです。主任さんから「昨日の夕方、たまたまインターネットを見ていたら“全国ミュージックベルコンテスト”と言うのがあったのよ。そこで、皆に相談があるんだけど、このコンテストに私達（あんずの家）も出てみませんか？私達のハンドベルが、どんな評価をいただけるのか試してみたいと思わない？　それから、なんとなんと！！金賞に選ばれたら、・八万円もらえるみたいよ！」という話しを聞き、僕達は「挑戦してみたい！」と思いました。全員が「やってみたい」と言ったので、コンテストに応募することに決定しました。
コンテストはビデオ審査となっており、演奏しているのをビデオに撮って送る方法で行われます。（ちなみに僕はバーチャイムで参加する事になったのです。）
曲は今までしていた『千の風になって』を手直しをして、もっと音に厚味をもたせる事になりました。それからというもの、必死になって練習をしました。年が明けて、いよいよ収録の日を迎えました。まず最初は、2～3回練習をした後、カメラの電源が入り、皆の緊張は増すばかりです。だって、カメラの向こうで審査されるだなと思ったら、すごいプレッシャーがかかりました。数えきれないぐらいやって、いくうちに皆の呼吸が一つに合ってきたから「今度こそラストにしよう」と思ってチャレンジが始まったのですが・・・。いい感じ進んでいき、後半になって予想もしていながった事が起こったのです。それは電話がかかってしまい、またＮＧになりました。皆、疲れのピークがきていましたが、僕達が「出たい」と言った事だから、気持ちも一新して、頑張ってやりました。10回目で、ようやくＯＫが出たのです。その時は「終った～！もう結果はどうでも良い」と思いました。今ある僕達の力を出しきる事が出来たから、悔いはありませんでした。
それから１ヶ月ぐらい経った頃のある日の話、朝の会で主任さんが「今日はビッグニュースがあります。なんと“全国ミュージックベルコンテスト”で、あんずの家が銀賞をとる事がで来ました」と言われました。その瞬間「やった～！！！」と、大歓声があがりました。
このコンテストで受賞が出来たのは、皆が一生懸命頑張った事と、職員さんのサポートのおかげです。
３月になって、銀賞の楯と音楽ギフト券５万分が送られてきました。それを見て「すごい事をやったんだな！」と実感がわいてきました。これからハンドベルをする時は、賞にはじない様に頑張っていかなければ・・・と思います。

記事担当：正信