今回の「のぶちゃんのひとり言」では、二〇〇五年度ベースボールの個人成績を紹介する前にベースボールの説明を簡単にします。各椅子にヒットやアウト・ホームランなどの書いてあるボードを置き、椅子にボールを投げたり転がして得点を競っています。あんずチームと、しらさぎチームに分かれて試合をしています。
各部門のタイトルホルダーは次の通りです。首位打者は、七九打数の四六安打 打率 五割八分二厘 T.Nさん・ホームラン王は十四本 A.NさんとT.Jさんの二名、打点王は二九打点 A.Nさん、最多安打は五六安打 O.Mさん、最多シングルヒットは二五本 T.YOさん、最多二ベースは十七本 O.Mさん、最多三ベースは二四本 T.Mさんでした。
ちなみに対戦成績は、しらさぎチームの十三勝 十敗 四引き分けと、しらさぎが勝ち越したのです。僕はこの結果でホッとしました。だって僕の成績はと言うと、打率は二割一分二厘の九位。十九人中の九位ですが、八位までは三割以上あるんだから、片身の狭い一年だったのです。得点チャンスに打順が回って来て、凡打になったときは「申し訳ない」と言う気持ちで一杯でした　。
チャンスに弱い僕が、自分自身にたてた作戦とは、打順を一番にして出塁する事です。とにかく僕が出塁をして、二番以降に帰してもらおうと思ったのです。こうして、僕は打順一番に固定となって、それをきっかけにチームの皆も打順を固定する事になったのです。なぜかと言うと野球って、それぞれの打順によって役割があります。だから、「皆の力を生かして勝つためには、打順をきちんと決めた方が良いのではないかな？」と思ったのです。その作戦が見事に成功し、しらさぎチームが勝てる様になり、その結果、年間で勝ち越す事が出来ました。
話しは前後しますが、昨年の五月頃だったと思います。三連敗した時、僕は「このままでは、いつになっても勝てないと思う。だって、あんずチームには、T.NさんやT. Jさんが居るんだから、なんとかしないといけないと思うけど、皆はどう思う？」と聞いてみました。
すると、F.Nさんは「毎試合ころころ打順を変えるより、ある程度打順を決めたらどうかな？」と答えてくれました。そこで僕は「それは僕も思っているんだ。僕が決めても良い？」と、F.Nさんに相談をしました。F.Nさんは「とにかく勝ちたいので、N.Mさんの言う通りにするから決めてよ」と言ってくれました。
そんなに、僕の事を信頼してくれているとは思ってもいなかったので、とても嬉しく思いました。と同時に、責任の重さも感じ、「勝てるオーダーを組むぞ！」と思ったのです。チャンスに打てなくって、チームに迷惑を掛けていた僕は、その事で少しでもチームに貢献したかったのです。という秘話があったのです。
そんな事もあったので、年間で勝ち越しが、ほぼ確定した時は本当に嬉しかったです。今年度の目標は、もっともっと自分自身の打率を上げて、少しでもしらさぎチームのために貢献したいと思っています。